４月12日｜中国副首都雄安新区は成功できるか？投資計画は？

非首都機能の移転については、世界では4つの都市を参考にすることができて、ロンドン、パリ、韓国のソウルが世宗へ、ブラジルのリオデジャネイロがブラジリアへ移転した。...

楊暁帆

ここ十数年間ずっと金融業に従事しています。テンセントの金融コンサルタントとヘッジファンドの戦略ディレクターを担当した経験もあり、2015年、私設ファンド会社、問道天下投資有限公司を創設し、代表取締役を務め、中国中央電視台証券チャンネルの特別ゲストを担当しています。

非首都機能の移転

非首都機能の移転については、世界では4つの都市を参考にすることができて、ロンドン、パリ、韓国のソウルが世宗へ、ブラジルのリオデジャネイロがブラジリアへ移転した。その他、首都機能をまったく移転しなく、ちょっとずつ首都を中心に広げていく城、例えば東京首都圏。東京首都圏は将来、もし地震に遭うとひどい目に遭う。移転の中に一番歴史が長いのはロンドン、第二次世界大戦後ロンドン都市を再建した時、大ロンドンの概念を出した。

大ロンドン建設

しかし、大ロンドン建設の1.0バージョンは順調に行われなかった。1 . 0バージョンは北京の回龍観、天通苑、燕郊通州に似ていた。人が衛星都市に住んでいながら、都心で働く。だから新区はもう寝るところになったため、交通が悪化した。ロンドンはこの問題に対して2.0バージョンを考えた。衛星都市衛星都市をもっと遠く、100キロ以外のところに移転した。まるで今の雄安と北京の相対的位置のようだ。

しかし、ロンドン衛星都市の2 . 0バージョンは成功しなかった。これらの衛星都市の産業はこの前のロンドンと一緒で、相互競争する形になった。これで旧市街が空洞化した。だから、市民の不満を引き起こした。だから70年代の後、ロンドンは衛星都市の産業を古いロンドン都市へ戻させた。

雄安のが直面している挑戦の一つはどのように産業計画を建てることだ。北京の産業を雄安に移転することなく、北京と差異がある発展を実現することだ。例えば、雄安には北京とまったく違う産業、例えば創意産業、グリーン産業などを発展することで、北京と経済発展チームを組み、北京、天津、雄安、三角に位置する三つの城の連携発展を実現する。

その他の都市の経験と戒め

ブラジリアはリオデジャネイロ市を複製したので、リオデジャネイロ市の問題をも引き継ぎ、完全に失敗した。最初の目的は達成できなかった。パリには4つの衛星都市を建設した。その中のひとつは比較的に成功した。それはディズニーランドがあるニュータウンだ。ディズニーランドはこの新区の娯楽と文化産業を促進した。北京の通州におけるユニバーサルスタジオもこんな発展ルートをコピーした。だから雄安ニュータウン建設には魅力の大きいプロジェクトがなければいけない。大きいプロジェクトで就業チャンスを作り、これによって人気を集める。

私達の状況と比較的近いのは同じアジアの国としての韓国で、われわれに参考意義も大きい。韓国の移設全体は成功した。青瓦台、国会、最高裁判所以外のたくさんの部門が全部移転した。そして最初から厳しい不動産投機を厳禁した。でも韓国政府は、二つ割りで仕事の効率が遅れていると言う人もいる。

深センと上海浦東の建設成功には多くの歴史的要因がある。今は深センか浦東のパターンを複製するだけで成功することはできない。深セン特区と浦東新区の地理的位置と歴史経験ともに違った雄安に、前者はあまり経験を提供することはできない。雄安の参考になれるのは浜海新区に違いない。

投資家は雄安概念をどのように把握するか

もし、浜海新区を雄安の目標とするなら、最初の5年から10年までの段階で、雄安の鋼材使用量は毎年何百万トンにすぎない。中国は毎年粗鋼生産能力は8億トンなので、両者は全然比べ物にならない。だから、資源株にいい影響をもたらすかどうかは言いにくい。雄安が鉄鋼業界に与える影響として、雄安周辺の鉄鋼企業が直接ここに移転する。移転するには鉄鋼価格需要がある。もう一つは国家は移設の鋼鉄企業に支援と関連支援政策を提供することだ。

今回の雄安新区の情報は急に出したから、大金を持っている上場企業は直接投資できないので、次善の策に雄安派生概念に投資した。この派生概念のは環境保護だ。これらの上場企業が環境保護を選んだのは理解できる。また、私の会社のファンドは直接雄安概念の派手宣伝に参与しない。しかし私の知る限りでは、周りに一部の資金は現金を持って雄安概念株の下落を待っている。その時第二回派手宣伝を行うだろう。