5月10日|株式市場の段階的大底を確定する両重要条件は備えていない
短期から見ると、今から一帯一路フォーラムの閉幕まで、株式市場全体は小さい範囲内での変動があるとみられるが、暴落するリスクは低いと思う。...
楊暁帆
ここ十数年間ずっと金融業に従事しています。テンセントの金融コンサルタントとヘッジファンドの戦略ディレクターを担当した経験もあり、2015年、私設ファンド会社、問道天下投資有限公司を創設し、代表取締役を務め、中国中央電視台証券チャンネルの特別ゲストを担当しています。
上証指数は底打ちしたのか
昨日(5月9日)、株式市場は下落した後反発するのは、新興株は今回の株式市場崩壊の安値を割ったあと、底値買い資金が殺到し、全株式市場を牽引したからだ。ここでみなさんは注意しなければいけないところがある。今回の反発が続けるかどうかは大手機関の動向と政策面の反応を見ないとわからないので、テクニカル指標だけで判断するのはやめたほうがいい。
今の投資機会は何か
今月の一帯一路ファーラムはいい指標になるだろう。今回のサミットは、2013年一帯一路概念を打ち出して以来、最高レベルの会議だ。もし今回のサミットの影響を受けたら、一帯一路関連株は堅調な成長が見込まれている。これで今の変動している市場を牽引する可能性もある。でも、もしフォーラムは関連株を牽引することができなかったら、市場全体を楽観視することもできない。
また、銀行関連株は最近堅調だ。いくつかの銀行株はこのところの最高記録を更新した。でも押し目状態に突入するリスクがある。鉄鋼銘柄は再編ニュースが続出している。実は鉄鋼だけではなく、全体の中央企業は再編を加速している。例えば、電力業界、原子力発電業界など、これは予想できる、実現する確率が高いことだ。
雄安のいくつかの先導株は最高記録を更新し続けたが、私はそれを堅調と判断するのはまだ早いと思っている。雄安新区関連株の中には環境保護に関する銘柄は投資する価値がある。環境保護に関する銘柄は確かに資金流入がある。もし環境保護株が売買停止時の最高値を割ることができるなら、また堅調相場を続け上昇するだろう。
5月11日に上海で希土類サミットが行われたが、今の資源商品市場相場があまりよくないので、市場は一つか2つの会議でこれらの市場シェアが低い金属銘柄に資金流入することはないと思う。
段階ごとの底値はどう判断するか
今新興株はまだ本当の底値にはなっていない。新興株の中のブルーチップ株資金が逆張りし流出した後、新興株に投資しポジションを作る機関がある、或いは政策面に変更がある、この2つの条件の一点を満たせば、一時的な大底だと判断すればいい。今は一時的な大底と判断するのはまだ時期が早い。
短期から見ると、今から一帯一路フォーラムの閉幕まで、株式市場全体は小さい範囲内での変動があるとみられるが、暴落するリスクは低いと思う。
十年国債を見るべきだ
もし単に市場の資金面を見ると、まだ弱い。しかし皆さんは債券先物相場をよく観よう。もし10年国債の利回りが下落する兆しがあったら、市場は資金面に対する懸念がなくなることを意味する。
私たちの戦略
もし今日の終値が上昇したら、私は空売りポジションを作る予定だ。
今朝証券日報の記事を読んだ。その文章の中で、「一部の規制違反容疑の機関や資金が怖くなり、その一部は已に株式市場から撤退し始めた。これは最近のA株市場調整の1つの重要な要素である……」この文章は現状に非常にふさわしい。この文章から、短期市場の規制政策は変わらないことが分かる。せっかく多部門連動で規制を強化したのに、そう簡単に変更する可能性がない。
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